問題
キャンプ場で迷子になったあなたは、10人のキャンパーに出会いました。彼らは以下のルールに従っています。
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半分は常に真実を話します(正直者)。
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残り半分は常に嘘をつきます(嘘つき)。
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あなたはどちらが正直者でどちらが嘘つきか分かりません。
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正直者と嘘つきは見た目では区別できません。
キャンプ場の受付に続く道は「左」と「右」のどちらかです。
あなたは10人の中から最大3人に質問して、受付に続く正しい道を特定する必要があります。
どのように質問すれば、正しい道を必ず特定できますか?
ヒント
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質問内容は全員に共通で、相手が正直者でも嘘つきでも正しい答えが得られる形式を考えてください。
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グループ内での回答パターンの違いを利用するのがポイントです。
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一部の人の答えだけでなく、全体のバランスを考慮しましょう。
答え
質問例:
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他の9人のうち、正しい道を知っているのは何人ですか?
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もし私が正しい道を『左』と仮定した場合、何人が賛成しますか?
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他の人たちの中で、『右』と言う人が何人いるか教えてください。
解説
この問題は、相手が正直者でも嘘つきでも矛盾がないように答えを導き出す質問を作ることが重要です。
●質問の設計
正直者は常に真実を答えるため、他の人の特性や人数についても正確に答えます。
嘘つきは常に嘘を答えるため、相手の答えを反転させて考える必要があります。
例えば、「正しい道を知っているのは何人ですか?」という質問の場合:
- 正直者は「5人」と答えます(自分を含む正直者の数)。
- 嘘つきは「5人」と答えます(嘘をついて正直者の人数を反転)。
これにより、正直者と嘘つきの回答が一致します。
●答えの導き方
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質問1:「他の9人のうち、正しい道を知っているのは何人ですか?」
両者の答えが一致するため、これでグループ分けが可能です。 -
質問2:「左の道が正しいと仮定した場合、何人が賛成しますか?」
「左」と言う人数が明らかに正直者の数に一致するかを確認します。 -
質問3:「右の道について何人が賛成しますか?」
同様に「右」と言う人数を確認し、どちらが正しいか多数決で判断します。
●答えを特定するロジック
10人のうち半分(5人)が正直者であるため、以下が成り立ちます。
- 正直者の答えが一致する方向を選ぶ。
- 嘘つきの答えを排除し、正しい道を多数決で導き出す。