問題
あるキャンプ場には 5つのテント(A, B, C, D, E)と5人のキャンパー(1番~5番)がいます。
テントにはそれぞれ 1つのランタンがあり、どれか1つのランタンだけが壊れているため、灯りがつきません。
キャンパーたちは以下のように証言しました。
ただし、キャンパーのうち 2人は嘘をつく悪魔、他の3人は 常に真実を話す天使です。
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1番のキャンパー:「テントAのランタンは壊れていない。」
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2番のキャンパー:「テントBかテントCのランタンが壊れている。」
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3番のキャンパー:「テントDのランタンは壊れていない。」
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4番のキャンパー:「テントEのランタンは壊れている。」
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5番のキャンパー:「2番と3番のキャンパーのどちらかが嘘をついている。」
この証言をもとに、壊れているランタンがあるテントを特定してください。論理的に考えれば必ず答えが出ます。
ヒント
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天使の証言は必ず真実、悪魔の証言は必ず嘘です。
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2番と5番の証言に注目し、矛盾を見つけましょう。
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各証言の真偽を1つずつ仮定していくことで矛盾が生じるポイントが見つかります。
答え
壊れているランタンがあるテント:テントC
解説
証言を1つずつ検証し、真実と嘘を整理していきます。
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1番のキャンパー:「テントAのランタンは壊れていない。」
1番が天使なら真実、悪魔なら嘘(テントAが壊れている)。一旦保留。 -
2番のキャンパー:「テントBかテントCのランタンが壊れている。」
もし2番が天使なら、テントBかCが壊れている。悪魔なら、どちらも壊れていない。 -
3番のキャンパー:「テントDのランタンは壊れていない。」
3番が天使なら真実、悪魔ならテントDが壊れている。 -
4番のキャンパー:「テントEのランタンは壊れている。」
4番が天使ならEが壊れている、悪魔なら壊れていない。 -
5番のキャンパー:「2番と3番のキャンパーのどちらかが嘘をついている。」
5番が天使なら2番か3番が悪魔、悪魔なら2番と3番が 両方とも天使となり矛盾するため、5番が悪魔の場合は2番と3番が真実を話していることになる。
論理の整理
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5番の証言から、2番と3番の証言は 少なくとも1つは真実。
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2番が「BかC」と言っているため、3番の「Dは壊れていない」が真実なら Cが壊れている可能性が高い。
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4番の「Eが壊れている」は嘘(悪魔)であるため、テントEは壊れていない。
これらを組み合わせると、壊れているランタンがあるのは テントC であることが確定します。